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カプコン、上半期の売上高が49%増加し、営業利益も増益
カプコンは2026年10月27日に発表した上半期決算で、2026年9月30日までの6カ月間の連結売上高が1,208億8,700万円となり、前年同期比49.0%増加したと報告した。営業利益は54.5%増の607億6,900万円だった。
経常利益は67.5%増の612億1,200万円、親会社株主に帰属する当期純利益は56.6%増の430億8,300万円だった。1株当たりの基本的利益は102.99円となり、前年同期の65.78円から増加した。前年同期の売上高は811億5,200万円、営業利益は393億3,300万円、経常利益は365億4,300万円、親会社株主に帰属する当期純利益は275億1,400万円だった。上半期の包括利益は420億6,100万円で、前年同期の281億5,200万円を上回った。
デジタルコンテンツ事業
カプコンの中核事業であるデジタルコンテンツ事業の売上高は851億4,100万円で、前年同期比70.8%増となり、営業利益は523億800万円で、66.7%増加した。販売本数は合計3,686万本に達し、前年同期の2,385万本から増加した。239の国・地域で260タイトルを販売した。
4月にPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC、Nintendo Switch 2向けに発売した完全新作のSFアクションアドベンチャーゲーム『PRAGMATA』は、上半期に世界で270万本を超える販売を記録した。『鬼武者 Way of the Sword』は、20年以上ぶりとなるシリーズの新作で、8月のGamescom Awards 2026で2つの賞を受賞し、販売本数は170万本を超えた。鬼武者シリーズの累計販売本数は1,100万本に達した。
旧作タイトルの販売本数は3,218万本となり、前年の2,285万本から増加した。前会計年度の2月に発売された『バイオハザード レクイエム』は、累計販売本数が800万本を突破した。カプコンは、積極的な価格施策がこれに寄与したとしている。また、『バイオハザード RE:4』と『バイオハザード RE:2』がシリーズ全体の継続的な販売拡大をけん引した。2025年に発売された『モンスターハンターワイルズ』の大型拡張コンテンツ『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』について、カプコンが2027年の発売予定を発表した後、過去の『モンスターハンター』タイトルの販売本数が増加した。両タイトルのNintendo Switch 2版も発表された。2019年に発売された『デビル メイ クライ 5』は、6月のNintendo Switch 2版発売とシリーズのアニメ作品の公開を受け、累計販売本数が1,400万本を超えた。
Japan Game Awards 2026では、『バイオハザード レクイエム』が優秀賞を受賞し、『PRAGMATA』は優秀賞と「年間作品部門」のブレイクスルー賞を受賞した。また、『モンスターハンターワイルズ:アセンダンス』は「フューチャー部門」に選出された。9月に開催された東京ゲームショウ2026のカプコンブースでは、発売予定タイトルを試遊できる体験版が提供された。
アーケード、アミューズメントおよびその他の事業
アミューズメント施設運営事業の売上高は157億900万円で、前年同期比26.2%増となり、営業利益は26億8,100万円で、32.8%増加した。カプコンは4月、埼玉県にキャラクターグッズとカプセルトイの専門店「Chara Cap/Capsule Lab Hanyu」をオープンし、7月にはカプコンストア みなとみらいを含む体験型アミューズメント施設「CAPCOMIX Minatomirai」を神奈川県に開業した。これらの開業により、カプコンの店舗数は合計63店舗となった。同社は9月、ロサンゼルスで期間限定のポップアップショップも運営した。
遊技機事業の売上高は165億4,900万円で、前年同期比8.9%増となり、営業利益は92億7,500万円で、2.2%増加した。カプコンは上半期に、同社のゲーム作品を題材にしたスマートパチスロを3機種発売した。5月発売の『バイオハザード RE:3』は1万7,000台を販売し、8月発売の『ストリートファイター6』は9,800台を出荷した。『モンスターハンターライズ:サンブレイク』は、10月5日の発売に先立ち、9月に1万4,100台を出荷した。
メディア、eスポーツ、キャラクターライセンス事業を含むその他事業の売上高は34億8,600万円で、前年同期比4.7%減となり、営業利益は19億7,500万円で、5.1%減少した。Netflixのアニメシリーズ『デビル メイ クライ』シーズン2は、5月に世界で配信が始まった。『ストリートファイター6』を採用した国際大会「Capcom Pro Tour 2026」は5月に開幕し、8月には「Street Fighter League JAPAN 2026」が始まった。さらに9月には、欧州、中東、アフリカ、アジアを対象とするチームリーグ「Street Fighter League: EMEAA 2026」が開幕した。カプコンは、2026年10月16日に世界公開された実写映画『ストリートファイター』のプロモーションも行った。
貸借対照表、配当および通期業績予想
2026年9月30日時点の総資産は3,653億9,900万円で、2026年3月31日から260億9,100万円増加した。純資産は317億4,000万円増加し、2,994億5,600万円となった。自己資本比率は81.8%で、前会計年度末の78.8%から上昇した。負債合計は56億4,800万円減少し、659億4,200万円となった。営業活動によるキャッシュフローは367億6,900万円で、前年同期の45億2,500万円を上回った。
カプコンは中間配当を1株当たり23円とし、期末配当も1株当たり23円と予想した。これにより年間配当は1株当たり合計46円となる見込みで、2026年3月31日に終了した事業年度の年間配当合計は1株当たり45円だった。
同社は、2026年5月13日の決算発表時に公表した、2027年3月31日終了年度の業績予想を据え置いた。予想は、売上高2,100億円(前年比7.5%増)、営業利益830億円(同10.2%増)、経常利益830億円(同12.0%増)、親会社の所有者に帰属する利益580億円(同6.3%増)、基本的1株当たり利益138.65円。Capcomは、事業業績を年度単位で管理しているため、通期の業績予想のみを開示している。
業績発表で、Capcomは通期業績予想の達成に向けて順調に進んでいると述べた。同社は2026年10月28日に半期報告書を提出し、同年11月16日に配当金の支払いを開始する予定だ。











