eスポーツ
CS2:プロのシリーズを読み解くマップBANの判断10選
恒久的なマップ拒否、得意マップの選択、決定戦のマップ、そしてマッププールの層の厚さの重要性など、10の判断を通して、プロのCS2におけるマップ拒否を理解しましょう。
ピストルを購入する前に、チームが得意なマップを選べなくなることもある。CS2のベトーでは、各ロースターの準備のどの部分がシリーズで試されるかが決まり、最終的に残るマップの組み合わせからは、両チームが何を避けたいのかが見えてくる。
この10の判断を見れば、PGL Masters Bucharestなどの大会におけるチームの準備を読み解く手がかりになる。まずは固定BAN、決定マップ、そして各チームがシリーズをどう勝ち進もうとしているかに注目しよう。実際のベトーの順番は、大会主催者が定める現在のルールによって決まる。
10. 最初のBANの前に大会形式を確認する
BO1では、最後に残ったマップですべてが決まる。より長いシリーズでは、チームはより多くのマップに対応しなければならず、妥当なBANの判断も変わってくる。
現在のマッププールと、主催者が定めるBAN、ピック、サイド選択の順番を確認しよう。この大会では採用されていないベトーの順番を基準にチームを評価しても意味はない。大会形式を把握すれば、実際にどの選択肢があったのかが分かる。
9. チームがいつもBANするマップを見極める
固定BANとは、ロースターが常に除外するマップのことだ。これは意図的な練習方針を示している場合がある。ほかのマップで脅威となる力を磨くために時間を使い、試されたくないマップをプールから外すのだ。
相手が先にそのマップをBANした場合に何が起きるかにも注目しよう。いつもBANしているマップが別の目的に使えるようになり、相手が得意とするマップを狙うこともできる。つまり、一見いつもどおりの最初のBANが、ベトーの後半で選べる選択肢を変えることがある。
8. BANが攻めなのか守りなのかを見極める
相手の最も得意なマップを除外する場合も、自チームが最も苦手なマップを避ける場合も、配信映像では同じように見えることがある。直近の関連する戦績を両チームについて比べ、選択の意図を考えよう。
たとえば、あるロースターが統計上は相手の得意マップを残したとする。それは、さらに苦手なものから身を守るためかもしれない。考えるべきなのは、強いマップをBANするのが単独で見て妥当に思えたかどうかではなく、代わりにどの選択肢を受け入れたのかだ。
7. 得意マップをピックする目的を探る
自チームがピックしたマップでは、準備してきた戦術を実行することが期待される。慣れたユーティリティーの使い方、明確な役割分担、プレッシャーの中でも繰り返せる戦い方に注目しよう。そのロースターが、そこでどう優位を作るかを把握しているからこそ、そのマップが有効なのだ。
試合が始まったら、そのプランが実際に見られるかを確かめよう。特定の守り方を何度も試したり、特定のエリアを確保したりする動きは、単純な勝率よりもピックの意図を明確に示すことがある。得意なマップでも、スコアボードにラウンドを刻まなければ意味はない。
6. 相手にどのマップをピックさせたかに注目する
ベトーは妥協の積み重ねだ。相手の危険なマップを残すのは、より避けたいマップをシリーズから外すための代償かもしれない。BANの選択によって生まれ得たマップの組み合わせ全体を比べよう。
そうした視点があれば、相手がピックした苦手なマップも理解しやすくなる。シリーズ全体の見通しがよくなるなら、そのマップで戦うことを受け入れているのかもしれない。評価すべきなのは、図に示されたすべての選択肢に勝つことではなく、必要なマップ勝利を得るまでの道筋だ。
5. どちらが決定マップを好むかを確認する
最後に残ったマップが、必ずしも中立とは限らない。どちらのチームも直接ピックしていなくても、ベトーを通じてそのマップが残ったとき、より有利に感じる側がある。
それまでのBANをたどり、どの選択肢が消えたのかを考えよう。ロースターは、決定マップとの相性がよいからこそ、相手がピックした難しいマップを受け入れることもある。シリーズがそのマップまでもつれ込めば、目立たないBANの裏にあった準備が、突然、試合の中心的な見どころになる。
4. 試合開始時のサイドを戦略に組み込む
ルール上サイドを選べる場合は、そのスタートがロースターの戦い方にどう合うかを考えよう。慣れた守備のセットアップから始めたいチームもあれば、攻撃側の準備を信頼して試合の流れを作ろうとするチームもある。
「このマップは特定のサイドが有利」という一般論だけで説明を済ませないようにしよう。チームが得意なハーフを安定したラウンド獲得につなげられるかを見てから、サイド交代後に何が起きるかを確かめる。快適なスタートを切れても、もう一方のサイドで戦う必要は残る。
3. 得意マップが消えた後に残る有力マップの数を数える
極めて得意なマップが一つだけなら、相手はそれをBANできることが多い。一方、有力なマップが複数あれば、より難しい問題を相手に突きつけられる。一つの脅威をBANしても、別のマップが残るからだ。
想定されるBANの後に何が残るかを見よう。特に長いシリーズでは、マッププールの層の厚さがここに表れる。ベトーで問われるのが、4番手の選択肢で重要な試合を勝ち切れるかどうかなら、看板マップでのロースターの評判はそれほど重要ではない。
2. ロースターを踏まえてマップの統計を見る
勝率を見るには、試合数、対戦相手の強さ、そしてその試合に出場したロースターといった背景情報が必要だ。新選手の加入や役割の変更によって、過去の戦績は当初考えたほど参考にならなくなることがある。
この統計を、問いを考えるための材料にしましょう。現在のロスターは、そうした状況にもまだ対応できているでしょうか。実力のある相手に対して、苦手なマップでの戦績は改善しているでしょうか。そうすれば、変化し続けるチームを固定的に評価することなく、この数字を有効に活用できます。
1. 各チームがシリーズでどう勝つつもりなのかを説明する
マップ拒否後は、各チームの勝ち筋をシンプルに整理しましょう。たとえば、自分たちのピックで勝利を収め、相手のマップをしのぎ、決定戦のマップに期待する、といった形です。ただし、目に見える選択から読み取れる解釈にとどめ、コーチの内々の作戦を知っているかのように断定しないようにしましょう。
試合が進むにつれて、その見立てに立ち返りましょう。優れたプレーで不利なマップ選択を挽回できることもあれば、ミスによって妥当な選択を無駄にすることもあります。マップ拒否は試合の展開を読み解く手がかりになりますが、最後まで勝負を決めるのは選手たちです。
マップ拒否の後は、各チームがどのような作戦を受け入れたと考えるかを説明しましょう。自チームのピックで予想どおり勝利を重ねられるか、そして決定戦のマップの重要性が増していくかに注目してください。注目に値する大会をもっと知りたい方は、eスポーツ観戦におすすめの大会もぜひご覧ください。











